はすぬま温泉に行った

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どこ

東京都大田区 はすぬま温泉。蓮沼駅から徒歩2分ほど。

日記

「池上線沿線の銭湯」というと戸越銀座温泉の印象が強いのだが、蓮沼にもいい銭湯があるらしいと聞いて行ってきました。

仕事の関係で若干出発が遅くなり、多摩川線に乗るころには20時を回っていた。それでは、とまず風呂の前に蒲田で夜食となった。

f:id:zoelab:20180501080904j:plain蒲田で食べるなら宮本あたりか、とも思ったが風呂前ということで工学院通りのうどん038へ。肝心のうどんはもう一歩(東京のさぬきうどんとしてはウマい方だと思う)…!という感じであったが、インパクトのあるデカいジャンボ鶏天が良。ぺろりと平らげ15分ほど歩き蓮沼へと向かう。

f:id:zoelab:20180501083003j:plain蒲田方面から向かうと普通の住宅街の中に唐突に出てくる印象を受ける。

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リニューアルが昨年12月ということで清潔感がある。自動扉などかなり新しくなってはいるが扉の雰囲気などうまいこと昔の銭湯の雰囲気を残している*1と思う。

番頭の方の接客も大変好感の持てるもので、料金を払い入湯。ちなみにはすぬま温泉はシャンプー類が中に設置されているため、混雑していない時間帯であればそれを使うのも良いと思う。

浴槽は全て天然温泉*2となっており、奥から主浴槽(バブルバス付)、炭酸泉、水風呂となっており、脱衣所側にはサウナまで設置されている。

温度は銭湯あるあるな超絶高温というわけもなく、まさに「ちょうどいい」ぐらい。水風呂も21度前後で少し高めで入りやすいものになっていた。

銭湯というとあまり長居しないものであるが、ここは炭酸泉/主浴槽⇔水風呂の交互浴を楽しみながら体の芯から温まることができる。

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温まった後は入口の休憩スペースで休むことができる。コーヒー牛乳系はもちろん、ビールやアイスまで完備されているので風呂上がりの一服を過ごすのもなかなか素敵。

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床にはモニターが埋め込まれており、日本庭園の池風の映像が映し出されている。一定の間隔で浦島太郎が出てくる*3らしい。

雑なまとめ

2010年代東京の銭湯の完成形だと言っても過言ではないと思う。最高以外の言葉が見当たらない。

*1:本駒込のふくの湯なんかと若干シンクロする部分があった。

*2:黒湯ではない

*3:番頭氏談

さかえ湯に行った

どこ

東京都渋谷区 さかえ湯。渋谷駅から徒歩8分ぐらい。並木橋のあたり。

日記

「今日はゆっくりしてくぞー!!!」と意気込み早帰りを模索するも無事死亡した挙句、ドロドロ残業タイムに突入してしまったので、結果として職場からのアクセスが割りと良さげな渋谷・並木橋のさかえ湯に行くことにした。

木橋というと代官山へと向かう渋谷川を渡る橋の印象が強いが、実際にはこの橋は並木橋ではないらしい。本当の並木橋は横にある小さな橋のことだそうだ。

さかえ湯へはこの小さな並木橋を渡って行くことになる。

橋を渡ると排水の都合なのか地下から銭湯特有のシャンプーの香りがし始め、「偽」並木橋をくぐる小さなトンネルを抜けるとさかえ湯にたどり着くことができる。

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入口横には落書きがあるし、のれんがかかった入口らしき部分は完全に駐車場だし、第一印象のインパクトはなかなか凄まじい。

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駐車場らしきところを奥に抜けるとコインランドリーがある。どうみても上にあるビルかマンションの通路にしか見えないが、これはこれでなかなか乙なものである。

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入口にはなぜか路線図が貼られているが、よく見るとさすがグローバル・セントラル・シティの渋谷の銭湯。路線図がとんでもねぇ範囲である。

f:id:zoelab:20180421235729j:plain下駄箱横にある(写真左側)扉をガラガラと開けると即脱衣所になる。番頭のおばちゃんに460円を払い入湯。基本的に私はタオルもシャンプーも面倒なので持って行かないので、結局毎回600円前後払っているのだが、ここはシャンプーもタオルも無料でレンタルができる。渋谷という立地的にも仕事帰りにひとっ風呂、というときには本当にありがたい。ホスピタリティの塊…。

さて、浴場内を見てみよう。

洗い場はよくある銭湯と一緒であるが、家にあるようなシャワーが1基設置されているのがありがたい。

浴槽は沸かし湯×2で、それぞれバイブラバスとジャグジー的なものになっている。特にこちらは特筆すべき点はなく、平均的と言える。湯の温度という面では銭湯特有のけっこう熱めの湯という感じではなく程よく熱めというのが快適。

15分ほどゆっくりし、コーヒー牛乳をグイと飲み帰宅となった。

雑なまとめ

最近のデザイナー銭湯のような人気銭湯と比べてしまうと設備的にどうしても見劣りしてしまう。しかし、この銭湯の謎のホスピタリティの高さは仕事帰りにふと「ひとっ風呂浴びたい!」となったときに最適であると思うし、「渋谷でひとっ風呂」というのも中々乙である。仕事帰りふと風呂に入りたくなったときにまた寄りたい銭湯であった。

丸子温泉に行った

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どこ

神奈川県川崎市中原区 丸子温泉。東急東横線 / 東急目黒線 新丸子駅から徒歩3分

日記

社会が厳しいので毎週水曜日に銭湯デーを極力設けることにした。

記念すべき1週目なので、光明泉か久松湯あたりの綺麗どころへ行こうかと思ったが、結局地域未開拓ということで川崎市中原区の丸子温泉へ行くことにした。

最寄り駅はこのあたりでは珍しく急行が止まらない新丸子駅

渋谷駅始発の各駅停車でエットコサと座りながら向かうことにする。この時間は元住吉まで最速で到着するのでいい感じ。菊名行きですが。

新丸子駅を降りて多摩川の方へ歩いていくと、シャンプーのいい香りがする一角があり、そこに丸子温泉はあります。

 

外観はこんな感じ。「THE銭湯」というよりもビルの中に唐突に温泉が現れる感じ。

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2階にリラクゼーションルーム的なものがあったらしいが、今は閉鎖され、1Fの銭湯のみ営業。番頭さんが入口のとこにいるスタイルで、料金の470円とフェイスタオルと使い切りのシャンプー類を購入、入湯。

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シャンプーは最近見かけないハイトニックシャンプー。

風呂

白湯の浴槽と黒湯の浴槽の2つ。

通常湯の浴槽はジェットバスになっている。

もう一方の浴槽が丸子温泉で推している「天然」の湯で、この周辺ではそこそこ見かける黒湯である。

黒湯というと個人的にぬめっとする感じが好きなのだが、丸子温泉はタイミングの問題なのかぬめっ感が若干少なめな印象があった。加水はないようなので場所やらタイミングの問題*1なのかもしれない。

個人的にはもう少しゆっくりしていたかったが、諸事情により少し駆け足で入浴を終える。

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脱衣所横には年季の入ったマッサージチェアも置かれており、レトロな感じを増幅させている。時間がなく今回はスルー。残念。

自動販売*2で売られていたコーヒー牛乳をさっと飲み帰宅となった。

雑なまとめ

水風呂や休憩スペース、サウナとかはない洗い場と浴槽だけのシンプルな銭湯ではあるが、駅チカでそこそこ空いているっぽいので、週の真ん中でちょっと気分転換に行くというのはありだと思った。

歩いていける範囲に物価は高いが、諸々揃い*3アクセスも良い武蔵小杉もあるので、便利さという面でもなかなか高ポイントな感じでした。

 

終わり。

*1:綱島にあった東京園でも同じようなことがあったらしい / 同僚談

*2:ここだけ新しい

*3:マクドナルドはない。悲しい。

text-decoration-skip-ink の話

ちょっとマイナーなCSSプロパティ"text-decoration-skip-ink"の話。

text-decoration-skip-inkとは

"text-decoration-skip-ink" はテキスト下線のスタイルに関するCSSプロパティ。

現段階では草案レベルであるため、対応をする必要はあまりなく、マイナーなCSSプロパティでしかないという印象は否めませんが、とりあえずは挙動を確認してみましょう。

上と下、よく見ると少し違いますね(※Chrome 64以降でご確認ください)

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下線部を突き抜けて表示される文字の箇所について、"text-decoration-skip-ink: auto"を指定すると、下線が切れて表示されるようになります。

なぜ今、text-decoration-skip-inkの話をするのか

上のような挙動はsafariでは既に見られていました*1が、Chrome 64以降、Google Chromeでも同様の表示が行われるようになりました。

www.chromestatus.com

ブラウザシェアで大きな割合を占めるChromeのデフォルト表示が変更されたということで、個人的な観測ですが、ポツリポツリとこれについての反応が増えてきている印象があります。

text-decoration-skip-inkの対応状況としては主要ブラウザではOpera 50以降とChrome 64以降のみとなっていますが、視認性などの観点から考えると、他ブラウザのデフォルトスタイルにも波及していく可能性は十分にあるのではないかと個人的には思っています。

結局どうするのがいいんだろう

最初に書いたようにこのプロパティは草案レベルのものであり、text-decoration: underline;に対して強い拘りがない限りは現段階で特別これを指定する必要がないのではないかなと考えています。

が、下線が途切れないように拘る場合、次のような方法が策としてあげられます。

Chrome 64-

/* Chrome 64- 対応 */
text-decoration-skip-ink: none;

Chrome 64-以降での挙動のみを対策するのであれば、単純にtext-decoration-skip-inkに対してnoneを指定するだけで済みます。

しかし、safariに関してはこの指定のみでは対応しきれません。

Chrome 64-に加えsafariにも対応する

safariでも下線が途切れる表示がされますが、前述の通りtext-decoration-skip-inkに対応しているブラウザは現状Chrome 64-とOpera 50-のみです。

developer.mozilla.org

上記のページを確認してもsafariはやはり対応されていません。ではなぜ、このような挙動になってしまうのでしょうか。

答えは簡単で"text-decoration-skip"という異なるプロパティがデフォルトのスタイルに適用されているからです。

developer.mozilla.org

このプロパティはChrome, Operaでは"text-decoration-skip-ink"に吸収される形*2で既に利用できませんが、safariではベンダープレフィックスを付与することで未だに利用することができます。

その関係でsafariではブラウザのデフォルトスタイルにtext-decoration-skipを用いた設定が残っているようです。そのため、safariで下線の途切れをなくすためにはtext-decoration-skipについても別途設定を行わなければなりません。

/* Safariにも対応 */
text-decoration-skip-ink: none;
-webkit-text-decoration-skip: none;

"text-decoration-skip: none"を指定し、ベンダープレフィックスをつければsafariでも下線が途切れることなく表示させることができます。

*1:safariではtext-decoration-skip-inkではなく、text-decoration-skipという別のプロパティによる影響。

*2:Note: The ink value was moved to the text-decoration-skip-ink property.